2012年1月30日月曜日

いつかまた会う日まで


 みなさまお久しぶりです。
 デコバンドのキーボーディストのタクミです。
 寒い日が続きますが体調など崩してませんか?
 更新はしばらくぶりになりますかね。
 
 さて、前項の大将の更新にもあったように
 自分はこのたび、デコバンドを脱退する運びとなりました。

 と、書けばと多くの方は、
 よくある『音楽性の違い』によるバンドの離散か?
 とか、ギャラをめぐるメンバー同士のいさかいか?
 とか、あるいは協調性の無いヤツがリーダーに首にされたか(笑)?
 とか、まあそんなようなことをご想像なさると思います。

 ですが、今回の脱退は決してネガティブなことから
 端を発しているわけではないんです。


 それは例れば、中学、高校、大学とそれぞれ共にした友人とは
 いつかそれぞれの分岐点で互いが次に進むためにいずれ分かれる
 ことになるのと同様、

 あるいは、長く年月を過ごしてきたカップルが
 『このままだとお互いが依存しあって甘え合うだけだから、
  少し離れない?』と距離を置いてみるのと同様、

 あるいは久しぶりにあった友人と話してみたものの
 過ごしてきた生活や経験の違いから、以前のような少々
 わきあいあいとした話がしづらくなったなあ、、、なんて思うの同様、
 
 今回の脱退は、人生で誰もが経験するであろう、
 そんなニュアンスのものであると
 お考えいただけると幸いです。


 わたしは今までサポートも含めて多くのバンドでキーボーディスト
 としてここ数年過ごしてきました。

 が、昨年より、ピアノのソロのコンサートや、
 あるいは音楽療法の現場で実際に音楽でお金を稼ぐなど
 バンドのキーボーディストというよりも、
 一人の音楽家としてあるいはピアニストとして看板を背負って
 活動することが大変多くなってきました。

 個人的な話しになりますが、わたしの根本的な音楽のルーツは
 坂本龍一のピアノ曲が全ての土台になっています。
 ですから、昨年から今年にかけての自身の活動の変化は
 本来の自分の姿に戻ったともいえるわけです。

 人の所有する時間にはやはり限りがありますし、聖徳太子でも
 阿修羅像でもないので必然的に何に時間を割くのかはシビアに
 選択せざるを得ない。

 そんな状況のなか、大将自らが『個人の活動』を優先するよう、
 そこに時間を割くよう、配慮して下さったということです。


 デコバンドのキーボードを担当したことで
 自分だけは開花させることのできなかった、ブルースやファンク
 といった様々な音楽の要素を吸収できたのは本当に大きかったですし
 セッションを通じて次々と化学反応が起きてハプニングが起きる様は
 本当にスリルと興奮がありました。

 そして一人に閉じこもりがちな音楽の世界から解放して
 4人で音を作り合う『バンドの醍醐味』を存分に
 味わえたのもこのバンドでした。
 

 惑星の周期と同様、人の一生は離れたりくっついたりを繰り返します。
 自分はこれから一人の音楽家として次の軌道に乗るわけですが、
 いずれまた大きな楕円を描いて再びこの三人と顔を会わせることになるでしょう。

 『運命なら嫌でも会える』という言葉をご存知ですか?(笑)
 
 長くなりました。

 自分はしばらく脱退することになりますが、
 どうぞこれからも引き続きデコバンドの方を、
 みなさまの一層のご支援とまた暖かい眼差しで
 見守ってくださるよう
 心からよろしくお願い申し上げます。

 どうもありがとうございました。


 ということで、いつかまた会う日まで


 I`ll be back!!
 



 

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