2011年9月25日日曜日

自分のこだわり


こんにちは、キーボードのタクミです。
久しぶりの更新になりますね。

さて、上の写真は何でしょう???
答えは、我らがデコバンドのキーボードパートのために書いた自作のスコア
ということは世界に一つだけ、ってことは何、超レア?きゃっほ〜

、、、まあ(笑)それはいいとして
今回はデコバンドのキーボードをやっている
にあたっての自分のこだわりを書きたいと思います。

曲のキーボードパートを考えるにあたって
自分がいちばんにこだわるのは和声、ハーモニー、
あるいは、聞こえてきた途端に一発でその曲だと
聞く人に分からせられるぐらいのリフやフレーズ作り

特に和声はその曲の骨格に合わせて、歌や曲が流麗に聞こえるように
1音抜くか抜かないかまで選定して吟味して和声を肉付けしていきます

和声付けは12音を天秤にかけて、調和と均衡のバランスを探るようなもの
そこに音楽における『美』と『官能』が生まれるわけです
いやぁ、やめられまへんなぁ

時に悩み、大きな変更や失敗を繰り返しつつも
かれこれ三年に渡る試行錯誤も功を成してきて
最近はその成果を紙に記せるぐらい固まってきました

果たしてそのこだわりはバンド仲間や
聞いてくれている人に届いているだろうか?


さて、こだわりの話はこれぐらいにしておきましょうか。
あと一ヶ月ほどでライブ本番

前記のブログにあるように、対バンの方とのセッションあり
会場を熱くすること間違いなしのラテンの曲あり

また今回、自分は初のコーラスにも挑戦します
一緒にソロを掛け合う相手をいかに燃えさせるような
フレーズやメロディーを作るか?そんな最後の課題を残しつつ
本番に臨もうと思います。

"Are you ready to be crazy?"

10月29日(土)大塚エスペトブラジル
みんな来てね〜






ジャム、ジャム!


今度のライブの対バンでご一緒させてもらう
トシとカズがデコバンドの練習に遊びに来てくれた。

顔合わせも兼ねて、みんなでジャムろうというわけ。


お題は、トシの曲「おやすみヨネちゃん」とアイズレーブラザースの1曲。

「ヨネちゃん」は和音が難しい曲なので、
デコBの若い3人衆GTR(玄、タクミ、燎平)は譜面に首っ引き。

トシと僕はタメ年だから、GTRは息子ぐらい歳が離れてる。

とつとつと曲を教えるトシが若い彼等にOKを出すと
GTRの真剣な顔が嬉しそうにほぐれる。

「ヨネちゃん」は掛け値なしの名曲だ。
GTRはすぐ、それに気づいて真剣になったのかな。
それにしても感動的な絵だなあ。

そうしてるうちに、2曲ともいい感じになってきた。

アイズレーなんか、6人みんなでハモるからね〜
僕はすっかり気持ちが良くなっちゃって
気分はもうSly & Family StoneやWARのようでしたよ!ヒャハハハ!

楽しく音楽やるのに年齢なんて関係ないんだな。


さてさて、10月のライブには更にもう一人
ゲストプレイヤーが乱入してくれる予定で
それもまた楽しみです。

最近何やら嬉しいのが続いてます。
ではでは、ギターのハラシマでした〜。




2011年9月12日月曜日

シンプル


今日、高校3年の息子が通う高校の文化祭でライブを見てきた。
冷房無し、真暗の体育館で、30分ごとに、どんどんバンドが出てくる。

すごく面白い。去年も面白かった。

体育館なので音は聞き取りにくいし、バンドもウマい訳ではない(失礼)
でもやっぱり面白い。

高校生バンドなので、レパートリーは9割がコピー。
余計な下心や技術がないから、その曲の大事な骨組みだけが聞こえてるんだよね。
大きな骨組みさえあれば、音楽はちゃんと響くのよ(笑)

シンプルな音ていうのは、こういう聞こえ方なんじゃないかな?
アコギとピアノとかの編成の形式を見ただけで
シンプルと決めてはいけないんだな。

自分が出す音、自分が入ってるバンドに迷う余地が無い事
楽しい事に向けて自分の肉体をちゃんと使う事。
これがシンプルの正体??

今は2人とかで、ボーカルとピアノとアコギみたいな形で
ライブをやってるユニットが多いけど
生の肉体性を、あまり感じた事がない。
肉体性のない等身大なんて、、、ね〜???

「少人数編成なら自分達の等身大を聞いてもらえるだろう」という
余計な皮算用やお仕着せばかりが見えてしまう。

シンプルとは音数を減らす事だけではないらしい。

2011年9月9日金曜日

バンドの課外活動


またしてもハラシマくんが書いています。

デコバンドのメンバーは、僕以外みんな
デコバンド以外の音楽活動も忙しい。

タクミ君はソロでピアノを弾いたり、別のユニットで
自分の作品を作っているし
玄ちゃんはジャズのビッグバンドでウッドベースをやったり
録音エンジニアとして、いろんなセッションに参加している。

燎平は来春から音大でジャズドラムの勉強を始めるらしい。

みんなが忙しいと、当然デコバンドはその都度ストップして、僕は暇人オヤジとなる。

僕には音楽以外に趣味らしい趣味はないが
今年はよくランニングをしている。

しかし、この夏の暑さはヤバくて走ってる時の汗の量が尋常じゃない。
全然楽しくない!! で、この3ヶ月はずっとサボッてました(笑)

今夜は涼しかったんで、久しぶりに走ってきた。
10キロコースと20キロコースが、いくつかあって
天気のいい休日は20キロコース、夜は10キロコース。

僕のランニングは超テキトーで
上り坂はアクエリアス飲み飲み歩いてるし
皇居周りで僕より遅いランナーを見た事がありません。

でも、これが楽しいんだな〜
夏が終わって、またランニングの季節がやって来た。うれしいっス!

今夜の10キロは、もうヘロヘロでしたけど(笑)
最高のビールを飲みつつ、このブログをアップしてるわけです。幸せっス!








2011年9月7日水曜日

音楽の先生


こんばんは、ギターのハラシマです。

僕の職業は学習塾の講師である。
自分の経営してる塾なので、生徒達やバイト連中は
僕を塾長と呼ぶ。

バンドでも、タクミ君や燎平に塾長と呼ばれる事もある。
スタジオの中で、塾長はねぇだろ?
やめろっちゅうに〜。
でも25年も塾の先生で飯を食っている。

自分はちゃんと先生やれてるのか??なんて大した問題ではない。
僕はただの自営業者で、子供達と接するのが好きなだけだ。

稼げないと生きていけないから、自営業者は評判をとらなければいけない。
仕事は楽しいに越したことはないから
塾の授業にエネルギーを注ぐ。出来る限り楽しくやる。

当たり前の事です。


世の中には、自分の職業や収入の優位性を人に認めさせようとする人がいるが
そこに潜む自己愛や名誉欲がうっとおしい。

そんな物はとっくに捨てちゃいました。
自己愛と名誉欲はね、音楽やるのにジャマなんですよ。

僕には音楽の先生と呼べる人が何人かいる。

二十歳の頃やってたバンドにいたピアニストのKさん。
「ニューオリンズやブルース、ロケンロールは
渋くて笑えなくちゃいけね〜ぜ」が口癖で
大のゲーセン仲間でもありました。

アフリカの木琴バラフォン奏者のSちゃん。
「リズムは歌だよ。ほら、歌え、歌え!」
と、声が出なくなるまで『くちドラム』を叫ばされ
日曜の小金井公園の夕日は暮れました。

ボザ、ジャズ、ソウルをミックスした作曲法で
メチャメチャ感動させられたT君の曲。
 自分もいつか、こんな曲が作れたら、、、、
本当にカッコ良いのを聞いた時にだけ
わき上がる気持ちの高まり。

まあ何てことない、僕の音楽の先生はほとんど
僕が入っていたバンドのリーダー達なのです。

のろまで不器用な僕は
彼等についていくのが精一杯。
彼等が頭に思い描いた音の半分も理解できなかった。
まあ、今の自分でも全然微妙なんだけど。


「音楽のスタイルを学ばずにオリジナリティなんか出るわけね〜だろ」
「形式の猿マネしかできないくせに、自分の作品とか言ってんじゃね〜よ」
「感情を表現するための技術だろ、勘違いすんなよ」
「楽しむ事を努力しろ」

彼等はそう言ってました。その通りだよね。
う〜ん、耳が痛いな(笑)

彼等はとても自然体。不必要な自我やリキみが無い。
けれど音楽を鳴らし始めた途端、強烈な存在感が現れる。
音楽をやる喜びってのは、こういう事だと気付かされる。

相変わらず僕は、彼等の後ろを付いてくばかり。
彼等はデコバンドの音を聞いて笑ってくれるかな???

がんばります。





2011年9月3日土曜日

音楽が立ちのぼる時


ギターのハラシマです。
久しぶりにメンバー4人が集まって音を出した。

キーボードのタクミ君は何やら多忙で
この2ヶ月は彼抜きの3人でスタジオに入っていた。

10月のライブ用の新曲を3人でいろいろとね。
今回のライブのテーマはグルーブとリラックスと
俺は決めている。

玄ちゃんと燎平と俺で、ジャムって歌う。
いつも行く近所のカレー屋がある。
ギョロ目インド人の味付けの辛さが
毎回超テキトーなのがバレて爆笑したりしてるうちに
楽しい音が、たちのぼってきた!!

この瞬間がたまんないんだな〜

しかめっ面して音を探してるわけではない。
でも、何もしないで「良いフィール」は生まれないんだよね。

だから何時間もジャムった。

ちょっとだけ、いい気分になりたいだけだ。
理論だの、他人の評価だの、忘れちゃいました〜
少しだけ音楽で幸せな気分になりたいだけ。

玄ちゃんのウッドベースがブンブン鳴って
燎平のカウベルがコンコン言う。
ちょっと分かってきたかも。みんなで歌う。
あらあら、気持ちいい!

バンドってのは、こういうもんかもね〜
そこに久しぶり、タクミ君がやって来た。
待ってたぜ〜。4人で歌った。
はい、出来上がり!!メチャかっこいい。

こりゃいいわ〜(笑)10月のライブ待ちきれんです。
遊びに来てね〜