2012年12月31日月曜日

締めは四谷で年越しそば


朝からひっくり返ってた。
アレンジで根を詰めすぎたかな。
オーバーワークだな。やれやれ。


今年は仕事以外の時間、ずっと音楽を作るのに集中した。

まるまる1年ここまで創作に集中したのは
たぶん30代の頭以来になる。


まだ試したいアイディアや曲想がたくさんある。
頭の中で鳴ってる音を形にしたい。

アレンジばっかじゃなくて俺は新しい曲も作りてぇんだよ(笑)


でもね、一息つきましょう。

昼にはいつもの四谷のソバ屋で年越しそば食ってね。

さすがに疲れたんで正月はのんびりします。

2012年12月30日日曜日

ジャズ体質


終わった〜Take3。長かった。

もう音源が完成したし、あとは譜面におこして
まずはホーンの2人に届けないと。

年が明けてすぐバンドの練習があるから
彼等が演奏できなくなっちゃう。


4人でやってた頃は各パートごと
演奏はプレイヤーにお任せだったが
ホーンが入って音を整理する必要がでてきた。

それに、5人が集まり練習する時間が多くは取れない。
みんな忙しいのだよ(笑)


だから来年から各パートごとに譜面を書いてもらう事にした。
ドラムもベースも。

デコバンドはジャズ体質のバンドではない。
ジャジーな曲もやるし、アドリブも多いけど。

ジャズ体質のプレイヤーは、即興で演奏する方が
明らかに数段良いプレイをカマせる
度胸の座った人の事を指す。


まあ先々のとこはわからないけど
当面は譜面導入作戦でいこうかな。

2012年12月29日土曜日

Take3後半戦


年末全部仕事になっちゃったぜ、クウ〜
その具合によっちゃあ正月休みも短そう。ヤバい。

クソ忙しいわけじゃないが
受験生の追い込みは、手間ひまかかるからね。
ここはしっかりやっておかないと。


今日からアレンジTake3の後半戦。今んとこ超順調。
出来上がりのイメージも固まってきた。

今日と明日で一気にやっつける。

この曲は2ヶ月以上かかったけど
出来上がる時はサクっとキマるし
思った以上にシンプルになる。

当初はホーンアレンジのはずが
コーラスリフまで出来てしまった。
玄ちゃん、燎平、ハモりよろしくです。

2012年12月27日木曜日

今夜は下北で


夜は下北沢で燎平がリーダーのバンドのライブ。
彼の音源が面白かったので聞きにいくことにする。


今日のライブは、燎平の高校時代の軽音つながりのイベントで
きっと高校生のお客さんもたくさんいる。

奴らのライブ動員力は凄い。
軽く100〜200人集客するからね。

燎平も高校生の頃、大きいハコでイベントライブをやってた。
中にはオモロいバンドもあったりして
恐るべしだね、今の高校生の軽音。


今日のハコも小さくない。
デコバンドが演ってるハコとはキャパが違う(笑)

まあ、動員数と音楽の質は一致しないの多いけど
燎平達周りの音楽野郎たちは
すごく頑張ってる気がする。さて今夜はどうかな。

2012年12月26日水曜日

Take3


「今度こそ完成させてやる」
っつう意気込みで、この2ヶ月間に渡り
ある1曲のアレンジを続けて、遂に3テイクめに突入した(笑)

間に別のアレンジをやったりしながら
気付いたら年末になってた。


おかげでヘビースモーカーに逆戻りだが
今日も一晩中スタジオでガッツリやる予定。

夜10時まで、燎平のバンドがスタジオを使ってるから
それまでに飯を食ってエネルギーを補充しないとね。


最近はスタ丼を自分流に作って食べる。
適当に作っても結構いけるし、すぐ出来るのがいい。

今日もスタ丼かあ〜?

2012年12月22日土曜日

音楽の足し算


ホーンアレンジ作業中の1曲がもう一息で完成だ。

「やったぜ〜もうすぐ終わる」と夜中スタジオで
最後の部分を作ってたら

?んっ、あれ?んっ?

「これ、メチャかっこいいじゃん」っつうリフが出来ちゃった(笑)

アイディアを忘れる前に大急ぎで形にする。
やっぱりカッコいい(笑)

?んっ?んっ??
この部分が良すぎて、今まで作ってた所が霞んでるぞ。


で、いろいろやってるうちに
この曲の骨組みを作り直す事にした。


編曲作業で大事なのは『ただ足し算しないこと』

自分のクソみたいなギターソロなど余計な音を抜いて
歌以外のプレイヤーの音も気持ち良く聞こえれば大成功だ。


で、今回の編曲のアイディアはボツった(笑)

というか、編曲で強いアイディアが生まれたら
元の楽曲がそれに負けちゃった。
このままじゃ、ただの足し算すら出来ない。
元の曲をなんとかしないとね。



今回は、自分の曲を自分が編曲してるし
曲がボツっても問題無し。作りなおせばいいだけの話。

これが他人の曲だと争いのもとになる。
「俺が作った曲に文句あんのかよ」とか険悪な空気に(笑)


そうじゃないでしょ。
「少しでも良い音楽を作りましょう」って事です。

あと一息で良い曲をゲットできるのに、
そこに行こうとしないなんてね。僕には我慢がなりませんよ。


さて年末になっちゃたし、気合い入れて作り直そうっと。

2012年12月21日金曜日

ひとつずつ


ブラスアレンジを頼んでたサックスの友人が
2曲分アレンジを完成させて持ってきてくれた。

彼が作ってくれた譜面を見て
「なるほどね〜」と感心してしまった。

「本職が作るとこうなるんか〜」って感じだ。
一言で言うと『スムーズ』

僕が今ホーンアレンジしてる曲のデモも彼に聞かせて
たくさんアドバイスを貰った。

音楽は本当に奥深いな。
自分が分からない事、知らない事が山のようにある。

ひとつずつ、一個ずつやるだけだな。


10月にやったデコのライブと同じ編成の
ブラス2人を入れたメンバーで
来年の春からライブをやるつもりだ。

この冬はリハーサルをみっちりやる。
面白い音が出せそうで楽しみです。

2012年12月18日火曜日

30%


今夜もホーンのアレンジ。間奏のリフが出来た、出来た。
うん、ぐっとブルージーになった。

だいぶホーンアレンジのコツがわかってきた。

やっぱり音楽はたくさん聞いてなくきゃダメだね。
とにかく聞き倒さなくちゃ何も生まれない。


『本当に100%のオリジナルな楽曲はそうそうには生まれない。
曲の中に30%もオリジナルの音が入っていれば
それは素晴らしい作品なのだ。
残りの70%は過去に影響を受けた音楽の咀嚼である』


この事をポップやロックをちゃんとやってる人は知っている。
忙しかろうが、疲れてようが、それにかまけて
音楽を聞かなくなったら、自分の狭い世界しかなくなる。


この事を忘れちゃいけない。気をつけなきゃね。

2012年12月17日月曜日

ベストアルバム


最近、同年代の知り合いと話すと
「彼等はもう音楽を必要としないんだな」と感じる事が多い。

もちろん彼等が音楽の無い生活をしてるわけではない。


ただ、まだ聞いた事のない音楽を探すよりも
今まで聞いてきた音楽にベクトルが向いている感じがする。
年齢がそうさせるのかな?


先日、家人が発売されたばかりのユーミンの
3枚組のベストアルバムを借りてきた。

事務仕事をしつつ聞いたけど、CD1枚分で飽きちゃった(笑)
飽きたというか、気分が重くなっちゃった。


僕はユーミン好きだし、ほとんど知ってる曲ばかり。でも気分が重くなる。
なんか気持ちが後ろ向きになる。

こういう聞き方というか、聞かされ方がつまらない。

ユーミンの音楽のせいじゃない。
ユーミンのアルバムは傑作ぞろいなのだ。

ベスト盤を売りつける音楽業界が悪い(笑)


寝室のMDプレイヤーが故障したんで
ストーンズ絶頂期の名盤『ベガーズバンケット』
『レットイットブリード』『スティッキーフィンガーズ』を買ってきた。

何回聞いてもワクワクする。
素晴らしい謎でいっぱいだ。

そういえばストーンズの新しい(笑)ベストアルバムも売ってたな。
誰が買うか、バカヤロー

2012年12月16日日曜日

音楽の濃さ、薄さ


昨夜からアレンジがポンポンはまって1曲分の7割は固まった。
問題はイントロのリフだ。こいつが決まらない。

ギターでいくのか、ラッパでいくか
僕とリズム隊の3人でいくか
全員でいくのか?


これからのデコバンドの課題のひとつはリフ作り。

リフといっても、ツェッペリンみたいなギターリフじゃない。
デコは歌もののポップスバンドだからね。

ポップスでも、いい演奏には様々なリフが曲の後ろで脈々と流れている。

その感覚をつかんでる人の歌伴は楽曲を豊かにする。


これからの課題です。

でもこれが一番やっかいで、その人の音楽のセンスがモロ出ちゃう所なんだよ。
その人の音楽の情熱の濃さ、薄さが全部出ちゃう。

怠け者の僕のギターは、やっぱり怠け者の音がするんだよ(笑)
いや〜全然自信ねえ〜よな。

2012年12月14日金曜日

翻訳音楽


今年も湯たんぽが登場した。昨冬から使ってる。
なるべく電気を使わずにって事だ。

ぬくぬく暖まった布団でスウィートソウルを聞いて
煙草数本を吸ってから寝る。

スウィートソウルと、湯たんぽ入りの布団だぜ(笑)
他人が見たら、かなり変な感じだろう。

でもそんなもんだ。

やれソウルだのロックだの言ったってね
やれラテンやボサノバって言ったってね
僕は白人や黒人ではないのだ。


でも音楽は不思議なもので、言葉が通じなくても伝わる事がある。

7、8年前に音楽活動を始めた時の事。
近所のライブハウスで『ランチタイムライブ』に出てた。

お客さん達はランチを食べながら談笑してる。
まあ、笑っちゃうぐらいウケない。

あるランチタイムライブの日、白人のグループが
僕の出番中に入ってきた。驚く程彼等にウケた。

ステージを終えて彼等のテーブルにお礼を言いにいったら
「おまえのサウンドはいい感じだ」とかやたら褒められた。

彼等はMFQという有名なバンドのメンバーだと、マスターから聞いたが
知らないバンドだったので(笑)CDを聞いてみた。

MFQのジャズ、フォーク、R&B等の曲を聞くと
同じものを聞いてきた人間同士だってすぐわかった。


なるほどね〜。
洋楽を自分なりに咀嚼した僕の音楽翻訳は
ひどい的外れじゃなかったと分かり嬉しかった。

湯たんぽとスウィートソウルでも良いのだな。

2012年12月13日木曜日

ファンキーと笑い


毎日寒い日が続く。

また今週から仕事が忙しくなった。
僕は塾の講師なので受験生の追い込みを夜中までやってる。

仕事が終わって一息つくのは1時くらい。

忙しいのに、アイディアをいろいろ思いついて
夜中にスタジオで録音したりもする。

今ホーンアレンジをやってる曲が
少しファンキーで笑える感じになってきた。
この感じで形になるといいなあ。


僕の好きな『ファンキーな音』は『笑い』と関係がある事が多い。
僕の好きな『ロケンロール』も同じだ。


この『笑い』というのは芸人さん達のやってるソレではない。
別にネタをやる必要などない。
「おおらかになりたい〜」という感情が音のどこかで鳴ってるかどうかだ。


もちろんシリアスでハードなファンクの名曲も好きだけどね。

2012年12月10日月曜日

性懲りもなく


「ビネガリー」のアレンジが完成したから
性懲りもなく別の曲のホーンアレンジにとりかかる。

「ビネガリー」は今の自分の力量から言うと満点に近い出来で
1ヶ月の間ヒーヒーしながら多くの事を発見した。


いろいろな事が分かってきたが、まだ言葉にならない。
半分雲をつかむような感じだ。
だからこの感覚が消える前にもう1曲やらないと忘れちゃう(笑)


今日は燎平の音大の冬の発表ライブに行って
たくさんラッパの音を聞いてきた。
いや〜うまい奴がゴロゴロいますな〜。

ジャズ科4年生あたりだと、プロの仕事を始めてる子も多く
気持ちいい音がバリバリ鳴ってた。すごいな、恐れ入りました。


すっかりいい気分で帰宅してアレンジ再開。
鍵は対位法的なやり方なんだな。

2つのホーンが別々に動いて1つのフレーズに聞こえるように。

2012年12月7日金曜日

ストーンズの8ビート


音楽のやりとりは人との会話と似ている。

自分にしか興味がない人との会話はかったるい。
自己愛に埋没してる世界が窮屈で嫌なのだ。

だから自分の楽器の音しか愛せない人と音楽は作れない。


会話には当然ボキャブラリーが必要で
子供の語彙力やお粗末な想像力だけじゃ会話にならない。

わずかな単語力や浅い見識しか持てない自分を自覚するのが第1歩で
その克服への旅を延々と続ける事が「音楽を作ること」だ。


ストーンズの音楽はそれを教えてくれる。

チャックベリーのコピーから始まり
「レットイットブリード」「スティッキーフィンガーズ」までの
黒人音楽への凄まじい探究心の旅は、すごいの一言だ。


ストーンズのロケンロールは表現が深いから飽きない。
ストーンズはヘタなバンドとか言われるが、とんでもない話だ。

自分達の好きな音楽に対する見識や愛情を
ここまで拡大解釈してみせた人達はそんなに多くないのだ。

ストーンズは自分達に必要な技術だけを深化させてきた。


彼等の8ビートにはファンクに通じる「音の抜き」がある。
ドラマーが陳腐な16ビートをやらなくても
ベーシストがお決まりの早い音符を弾かなくても
ファンクで粘っこい。カッコイイ。

彼等は楽器を弾きながら「音楽を作ること」が好きなのだ。
「自分が楽器を弾くのが好き」なのと
「音楽を作ること」は似てるけど全然違う。


アルグリーンの「Take me to the river」を聞くと
ストーンズを思い浮かべてしまう。

編成は違ってても同じカッコよさ。
深く影響をうけるってのは、こういうことだ。
あのバンド全体でグルーブするビートの秘密が知りたい。

2012年12月6日木曜日

遊ぶに限る


なんとか1曲分のホーンアレンジが完成した。
なかなかいいのが出来たようだ。

寝る間を惜しんで作らないと時間が取れないんで
少し頑張りすぎた。体がガチガチだ


最近急に冷え込んで、やっぱ冬は寒いな。
1ヶ月スタジオでモグラみたいにしてるうちに
すっかり体がなまってしまった。


次のホーンアレンジに行く前に
骨休みしないとアイディアが出てこなくなる。
ただでさえ発想が貧困なうえに
疲れが溜まってちゃ目もあてられね〜。

こういう時はとっとと見切りをつけてガーッと遊ぶに限る。

2012年12月4日火曜日

相乗効果


ビネガリーのアレンジも残すはエンディングのみ。
かなりイメージに近くなったけど、アイディアが足りない所もある。

でも、まあいい。この3週間ありったけ試した結果だ。
曲がずいぶん成長した感じがする。

あとはバンドのメンバーと合わせていけばいい。


曲を作ってて目の前がぱっと開けていくように感じる時がある。


今回のビネガリーは、アレンジをしててそうなった。

ビネガリーのアレンジを始める前に1曲
ホーンアレンジした曲があったんだけど
今の耳で聞くと全然物足りない。

曲のコードやメロディには「言いたい事」が必ず含まれてるんだけど
それを捉えきれてなくて味気ない演奏になってた。

次はこいつをもう1回やっつけることにする。

2012年12月2日日曜日

73年の吉田拓郎


今日は仕事の忘年会。たらふく食って
帰宅後ホーンアレンジにとりかかる。

やべえ〜12月になっちゃった。
年内3曲仕上げる予定が1曲も完成してない(笑)

まあ今夜で「ビネガリー」8割は出来たし
あと2、3日で完成だからいいか。

「ビネガリー」は結構楽しいサウンドになってきて嬉しい嬉しい。
早くみんなで音を出したいな。

自分としてはザバンド『ロックオブエイジズ』の
ラッパの感じを目指してみたんだけど
吉田拓郎『ライブ73』になってしまった気もする(笑)


でも『ライブ73』は拓郎屈指の名盤だから全然OKだね。
ホーンやリズム隊が黒く粘っこく最高のアルバムなのだ。

このアルバムの素晴しさはトロンボーンとベースによるもので
この2つが無いと名曲「落陽」も油がぬけてしまう。

同年に出たアルバム『伽草子』に収録された
「からっ風のブルース」もフォークの範疇を飛越えた凄い曲。
これもファンキーなホーンとビートが肝なんだな。

うん、元気が出てきた。明日も張り切ってやりましょう。

2012年11月30日金曜日

B & G


近所のショットバーに飲みに行った。

知り合いが新しく始めた店で、前1回行ったきりで
ずっと不義理にしてたんで気になってた。

マスターがマービンを流しっぱなしにしてくれて気分よく飲めた。


デコバンドの事を話したら「今度店で演奏してくれ」と言われ
来年から演らして貰えればと思っている。
年末は玄ちゃんも燎平も忙しくて空かない。


演奏するには少し狭い場所なので(失礼)
簡易アコースティックセットでフリーにやってみよう。

燎平が忙しくて来れない夜は
玄ちゃんのアコベと僕のアコギのデュオってのも面白えかも。
って、そんなの俺達に出来んのか?

最初はヘボいだろうね(笑)僕と玄ちゃんの今の力量だと。
まあ、何事も練習ってことでいきましょう。

日時が決まったら、またお知らせします。
近所のかたは是非見物においでください。

2012年11月26日月曜日

音の中の気持ち


ビネガリーのホーンは半分以上出来た感じ。

とにかく連日ホーンのアレンジをやってるが、
昔、バンドのコーラスのアレンジを任されて
ヒーヒー言いながら14、5曲やったことがある。

4声のハーモニーを作る作業で
メンバーが歌いやすいように譜面を書く。
ジャズっぽい曲で転調が多く大変だった。

全作業を終えたらマジでくたばったけど。

でも、あの作業で覚えた事は大きかった。
音楽の捉え方のスキルが上がったのが自分でもわかる程だ。


今、半分苦しみつつホーンアレンジをやってると
やっぱりスキルが上がるだろう。そういう予感がする。



僕が言ってるアレンジのスキルとは、難しい理論を理解する事じゃない。
他人の作った曲や演奏してる音を
その人がどんな気持ちで演ったり作ってるのか
直感的に分かるようになることだ。

その人が音を通して何をしたいのか分かったら楽しいじゃん。
すぐ友達になれるし(笑)


で、自分も音楽で何を言いたいかハッキリする。
手癖の音や、頭でっかちの音から解放される。

2012年11月23日金曜日

身近な感じ


最近はリロイハトソンの『リロイハトソン』を聞いている。

リロイはダニーハサウェイの大学時代の友人で
ダニーの名盤ライブ2曲目の「ゲットー」の共作者で知られている。

『リロイハトソン』というアルバムのサウンドは
マービンゲイの『アイウォントユー』と似てるとこがある。

この時代のマービンの影響力のスゴさを実感するけど
リロイはマービンよりさわやか。真夜中感は少ない。

マービンより普通の人っぽい感じがいい。
っんなわけないけど、僕にも手が届きそうな身近感。
大いなる勘違いをさせてくれるのがいいんだよね(笑)


黒人のリロイも、日本人の僕と同じような皮膚感覚を持ち
同じように喜怒哀楽を感じながら毎日を過ごしてたんじゃないかと思わせる。
チリチキン食って「ウメ〜」とか言ってる姿が連想できちゃう。

嫌でも人柄が出るんだ、この人の音楽は。

2012年11月18日日曜日

ビネガリー


う〜ん、忙しい。
今は忙殺期のピークで、ほとんどスタジオ作業ができない。
ホーンアレンジ、がんがん進めたいのに。


まあ頭の中では音が鳴っているので、メモる、メモる。

今アレンジしてるのは、デコ最初期から演ってる『ビネガリー』って曲。
ドン臭いブギの曲で、シャレっ気ゼロなのだが
僕はこの曲のマヌケな感じがとても好きだ。
自分の練習の声出しは必ずこの曲からだし。

ただ定番なんだけど、イマイチ抜けてこない。
だから今回のホーンアレンジ作業で
積年の夢の(笑)『ビネガリー完成』に近づいてみたいわけ。

この曲の間抜けでジジイな熱血感を形にするには
たぶんデコバンドのメンバーはちょっと若過ぎるんだな。
まあ、そりゃそうだよな(笑)


新しいサポートメンバーが入ってきてくれて
デコバンドは2周目に突入した感がある。
まあ、つべこべ言ってねえで音楽の純度を上げないとね。

その曲に本当に必要な音を見つけ出す労力と
見つけた音を実現するための練習のカット&トライ。

若い奴は更に、自分のための長い長い個人練習の時間も必要だろう。
勘違いしてそこに熱中埋没してしまい、何の音楽も作り出せず
ダメになった知り合いは何人もいる。

そんなのは音楽を作ってる事にならない。
曲の解釈の解像度を上げる事は、自分の奥深くを覗き込む事だ。
お手軽に誰かが口で教えてくれるわけがない。


だから先人達や現役達の素晴らしい音から
自分が感じ取るしかない。選びとるしかない。

ろくな審美眼も持てない奴が、自分のアンテナを過信する。
そんな音楽はごめんだ。

自分の曲は自分の手で完成させましょう(笑)
その道程を共有できる人間を仲間って言うんだろ。
だから仲間は無条件に大事にしたい。

2012年11月16日金曜日

波平とカツオ


最近、燎平は曲作りやデモ作りに没頭してて
自分で詞も書いているようだ。

夜中にビール飲んでたらデモ音源を聞かせてくれた。
ベースかっこいいじゃん。

で、いろいろ話してるうちに僕が書いた数曲の詞の話になり

『(僕の詞は)テキトーな語呂合わせだと思ってたから、ちゃんとした歌詞に
なってて驚いた。やるじゃん、オヤジ』的な生意気を言いやがる。

何だ、この同級生的な会話は?
立場的には、俺は波平でお前はカツオなんだぞ。
お前のクソ高い音大の学費を払ってるのは誰だ?

とか全然思わずに(笑)珍しく話し込んでしまった。


結局、燎平も僕も作詞の初心者であることに変わりなく
曲を作ったりアレンジするのが好きなのだ。

うちのカツオはドラマー志望で、坊主頭ではなくモワモワの天パーですけど。

2012年11月12日月曜日

バンマスのお仕事


今日はバンドのミーティングで、海鮮鍋食いながら(笑)
これからの事をいろいろ相談した。

ライブの予定を立てたり、曲を選んだり。

メンバーは皆、デコの他に沢山バンドをやってるんで
スケジュール調整に結構手間がかかる。

バンマスの仕事は作編曲はもちろん、音楽以外にもいろいろある。
僕はせっかちなんで、あんまり向いてない(笑)

同年代の友達で、複数のバンドを掛け持ちして頑張ってる連中がいるが
「すげえ〜な」としか言いようがない。
どうやって時間や手間を捻出してんだろう?

僕はデコバンド1つで、いっぱいいっぱいだ。
やりたい事や、やらなきゃならない事が山のようにある。


バンドの音楽は人間同士のつながりで出来てるから、
全員の呼吸が合うまで、とにかくやってみるだけだ。

結果を急ぐだけでは、バンドのダイナミクスは生まれない。
1人で宅録音源を作るのとは違うからね〜。
さて仕込みをしないと。